レーザー脱毛のメカニズムについて

レーザー脱毛のメカニズム

  1. 毛を剃った状態の皮膚の断面図。レーザーは毛穴からのぞいた黒い色に反応する。
  2. レーザーを照射したところ。レーザーは黒い毛に吸収されて熱を持ち、熱は周囲に広がる
  3. 毛や毛を育てる毛母細胞がレーザーの熱で破壊され、残った毛は抜け落ちる

 

特定の色や物質にのみ反応するレーザー光線
レーザー光線は、波長の長さによって特定の色や物質にのみ作用します。その性質を利用し、青、赤、黒の色を感知して、その部分にのみ集中的に熱を加え、組織を破壊することができるのです。これを「選択的光熱治療」と言います。ホクロやシミ、ソバカスなどのレーザー治療も、この選択的光熱治療のおかげで傷も残らずきれいに治すことができるのです。
医療レーザーは、単一の波長の光を増幅して皮膚に照射する方法です。脱毛では皮下の毛の色、黒いメラニン色素をターゲットにして行います。単一の波長なのでターゲットにのみ作用し、表皮やその周辺の細胞を傷つけることもありません。
レーザーを照射すると皮下の黒い毛に熱が吸収され、毛を伝導体として毛包全体に熱が伝わります。やがてその熱が周囲に広がり、毛の製造工場ともいえる毛球部の毛母細胞を破壊した結果、毛が生えてこなくなるのです。

 

ヒゲやうぶ毛のレーザー脱毛は難しい
現在、いわゆる"脱毛レーザー"として数多くのクリニックで使われているのはアレキサンドライトレーザーとダイオードレーザーです。アレキサンドライトレーザーは1996年に、ダイオードレーザーは1998年に、アメリカで開発され、日本でもあっという間に普及しました。しかし、男性のヒゲのように狭い範囲に密集している太い毛や、女性の手の甲や顔などに生えているメラニン量の少ないうぶ毛には難しいことが知られてきました。最近、ヒゲやうぶ毛の脱毛には、ロングパルスヤグレーザー(Qスイッチヤグレーザーとは別のもの)やフォトRFと呼ばれる器械も使われるようになってきました。
今後、レーザー脱毛はそれを使う医師たちによって研究され、どんどん改良されていくでしょう。このように、ひと言で医療用脱毛レーザーといってもいくつかの種類があり、それぞれに効果の違いがあります。

レーザー脱毛は不向き

色素沈着が濃い部位にレーザー脱毛は不向き
レーザー脱毛は身体じゅうのどの場所でもできるわけではありません。脱毛用のレーザーは黒いものに反応するので、色素沈着が濃い乳首や性器、肛門周辺などには、レーザー脱毛は不向きです。
これらの部位には絶縁針脱毛が適しています。

 

また、濃いシミやアザ、盛り上がっているホクロにはレーザーを照射できない場合があります。
事前にスキンチェックを受けて、レーザー脱毛できるかどうかの判断を医師に確認しましょう。
それとは逆に、脱毛するときに薄いシミやアザ、ソバカス、ホクロなどにもレーザーが照射されることで、きれいになくなることもあります。
顔全体に照射すると、薄いシミがなくなって色白になるという効果も期待できます。

 

実際に、脱毛に使用しているレーザーを、美白や美肌効果を目的に使用しているクリニックもあるのです。
また、レーザーの特性として、黒くて太い毛ほど効果が高いということを考えると、顔や手の甲などのうぶ毛はメラニン色素の含有量が少なく、毛根を破壊するだけの熱をため込むことができないため、あまり効果が期待できない部位と言えます。
ただし、器械の種類や使い方によっては、効果が期待できます。

最新の脱毛機器

ダイオードレーザー「ライトシェア」
脱毛機器1
ライトシェアはハーバード大学ウェルマン皮膚研究所で開発されたダイオードレーザーの脱毛器です。
また世界初のPermanent Hair ReductionのFDA承認を受けています。
照射口が四角く、接触タイプの照射で、冷却によって冷やされたチップを皮膚に押し付けて照射するので深部にある毛根にもエネルギーが届きやすくなっています。照射漏れや重複照射が少ないです。
普通〜硬毛の脱毛効果が高く、軟毛やうぶ毛にも対応できると言われています。
男性のヒゲから女性のうぶ毛まで、あらゆる毛を安全に脱毛することが可能です。
また、痛みが少ない上、皮膚の色にかかわらず、また毛の太さにかかわらず脱毛をすることが可能です。

 

 

ダイオードレーザー「コメット」
脱毛機器2
ダイオードレーザーと高周波のRFを併せ持つ新機種。サーマクールやフォトRFでも使用されているRF(高周波)は、毛には通らないという性質を利用して脱毛をします。
電気が毛の周りを避けるようにして流れると、毛の周囲の高周波密度が高くなり、毛の再生組織に直接熱ダメージを与えることができ、少ない回数で大きな脱毛効果を得られます。
脱毛するのに肌質や毛質や毛の太さ、肌の色をほとんど選ばず、白髪の脱毛も可能です。美肌効果も期待できます。

 

 

ロングパルスアレキサンドライトレーザー「Gentle LASE(ジェントルレーズ)」
脱毛機器3
ジェントルレーズは755nmの波長を持つレーザー光で、皮膚のメラニンに吸収されて安全に・効果的に、過剰なメラニン色素の除去や脱毛をします。
照射口のサイズが従来の機種に比べ大きいため、乱反射による光エネルギーのロスが少なく、広範囲を照射(脱毛)でき、そのため比較的短時間の施術が可能です。
脱毛効果はもちろん、シミやくすみ治療やニキビの治療などの美顔治療としても使用されています。

 

 

「LPIR(ロング・パルス・アレキサンドライト・レーザー)」
脱毛機器5
LPIR(ロング・パルス・アレキサンドライト・レーザー)は、FDA(米国食品医薬品局)に認可されています。毛根のメラニンに反応させて脱毛する機械です。
メラニンだけに反応するため、痛みと毛の周辺、肌へのダメージを最小限に抑えることができ、日本人の肌に適した脱毛レーザーとして広く普及しています。

 

 

ロングパルスアレキサンドライト×ロングパルスYAGレーザーの複合レーザー機 「APOGEE ELITE(アポジーエリート)」
脱毛機器4
米国FDAの医療承認を受けた最新の医療レーザー脱毛機器です。
レーザー脱毛として効果的とされるアレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの2種類のレーザーを内蔵しており、その特性を組み合わせてレーザー治療が可能。
レーザー照射部位に−4℃の冷却エアーを吹き付ける強力皮膚冷却装置が搭載されています。

 

 

 

ロングパルスNd:YAGレーザー「XEO」
脱毛機器6
従来の脱毛レーザー・光脱毛は、日焼けした皮膚に照射した場合には火傷を起こす危険性がありましたが、ジェントルヤグレーザーだと安全に照射が可能となりました。日焼けした方でも安心して受けられます。
一度の照射で深い毛根にも熱を加えることができるため、比較的短時間で照射を済ませることが可能です

 

脱毛レーザーの仕組み

最近では脱毛と言うと、『レーザー脱毛』と言う程、ポピュラーな脱毛法です。 もともと医療用のレーザーは、アザやホクロを治療するために使われてきたものですが、その後研究が進み、 日本では1997年からレーザー脱毛が開始されました。当協会加盟医院・病院では、レーザー脱毛の情報収集・治療を続け、 より効果的な脱毛術を行うべき研鑚を積んでおります。
レーザー光を当てることにより、皮下の黒い毛(メラニン)及び毛根部に熱が吸収されます。 その後の放熱によって毛の製造工場とも言える皮脂腺開口部や毛球部にも熱的損傷が与えられ、 その結果毛が生えてこなくなるわけです。

 

 

メリット
背中やヒザ下など広範囲の脱毛処理が短時間で済みます。例えばワキの脱毛なら、10分とかかりません。 間違った自己処理はお肌を傷める原因になります。レーザーを当てることで、肌トラブルが解消されます。

 

お悩みの方へ
レーザー脱毛による痛みは非常に少ないものですが、脱毛部分や個人の痛みの感じ方により、違いがでてきます。
ほとんどの協会加盟医院・病院では、テスト脱毛を行っておりますので、一度試されると良いでしょう。
レーザーはメラニンに反応しますので、日焼けしている部分や、炎症のあった所には、照射できません。
治療をお受けになる前に主治医に相談してください。

 

照射後の注意事項
レーザー照射後1週間ぐらいは直射日光は避けましょう。
脱毛当日の入浴は避けましょう。
脱毛当日は、シャワーで洗い流す程度にしてください。
翌日からはいつも通りの入浴が可能です。

 

レーザー脱毛の効果
各施設において2〜3年の治療を行ったところ、約90%の人に6ヶ月〜1年以上の発毛抑制が見られました。
この結果から、レーザー脱毛が年齢差・個人差があるものの、永久脱毛であるといっても 差し支えのないものになっています。